高速道路工事のため、10月31日まで吹浦駅方面から丸池様への町道が通行止めになっています。う回路あります。
詳細はこちら(遊佐町HP)。
なお、作業状況により不定期で通行止めを解除する場合もあるとのことです。
遊佐町は湧水の宝庫。町内のいたる所に、湧水や自噴井戸があります。
それらは、元をたどれば鳥海山があるおかげ。
火山である鳥海山が、地下に堆積する溶岩の隙間にスポンジのように水をためこみ、それらが少しずつ地下を流れ下り地表に出てきます。
遥か縄文の時代から、ここに暮らす人々はその水を大切にしてきました。
こうした背景により、遊佐町は1996年に国土交通省「水の郷百選」に選定されました。
鳥海山の豊かな水の恵みを、ぜひ体感してみてください。
こちらもご覧ください。
里の名水・やまがた百選(山形県)
鳥海山・飛島ジオパーク(遊佐エリア)
やまがた景観物語
丸池様(まるいけさま)・牛渡川(うしわたりがわ)
周囲をうっそうとした樹木が囲い、エメラルドグリーンに輝く水面が神秘的です。
直径約20m、水深約3.5m、池の底から湧き出している湧水で満たされ、池に沈んでいる倒木が朽ちることなくひそんでいます。
古くから畏敬の念を込めて「丸池様」と呼ばれ、 ほとりには丸池様を御神体とする「丸池神社」があります。
牛渡川は丸池様のそばに流れる川で、水のほぼ100%が湧水で澄み渡っています。
初夏には、清流の象徴のバイカモ(梅花藻)が花を咲かせます。
この川は希少な生態系が構成され、秋から冬にかけて大量の鮭もこの川に帰ってきます。
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町直世字荒川57 |
---|---|
交通 |
|
駐車場 | あり (普通車:箕輪鮭孵化場前 約20台、バス専用駐車場 5台) |
トイレ | バス専用駐車場に仮設トイレを1基設置しています。(冬季は閉鎖します) |
胴腹滝(どうはらたき)
鳥海山の伏流水が山腹から湧き出ている様子から身体の「どうっぱら」という例えで名付けられました。
杉林の中に小さな社があり、その社を挟んで2つの滝が流れ出ています。冬でも凍ることがなく、年中水汲みの人が絶えません。
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町吉出字懐ノ内地内 |
---|---|
交通 |
|
駐車場 | あり (普通車:4台、バス専用駐車場:1台) |
トイレ | 駐車場に仮設トイレを1基設置しています。(冬季は閉鎖します) |
神泉の水(かみこのみず)
1番上は飲用。2段目は、果物を冷やしたり野菜や海草を洗ったりする場所。
3段目は洗濯に、4段目は特に汚れがひどいもの、泥がついた鍬や畑仕事で汚れた合羽などの洗い場、5段目は子どものおしめを洗うのに使われています。
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町吹浦字女鹿 |
---|---|
交通 |
|
駐車場・トイレ | なし |
滝の水(たきのみず)
「滝ノ浦」という地区の名前は、大鳥神社の湧水が滝のように流れているのでこの名がついたと言われています。
この集落では各地に湧水があり、飲用や洗濯用に古くから利用されています。中でも最大の湧水が、この滝ノ水です。
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町吹浦字滝ノ浦 |
---|---|
交通 |
|
駐車場・トイレ | なし |
釜磯海底湧水(かまいそ)
砂浜からぼこぼこと湧水が湧き出している様子がはっきりと見て取れます。岩のすき間から湧水が出ているところもあります。
夏は海水浴場になります。ビックリするほど海水温が低い場所があります。昔は人がすっぽり入れる湧水があり、海水浴の後に「塩水落とし」として利用したそうです。
海水浴場についてはこちらをご覧ください。
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町吹浦字西楯 |
---|---|
交通 |
|
駐車場 | あり(普通車:約20台) |
トイレ | なし |
さんゆう【鳥海三神の水(ちょうかいさんしんのみず)】
「鳥海山が生んだ三ノ俣集落の水」から「鳥海三神の水」と呼ばれています。
「さんゆう」の駐車場前にあり、車が横付けできるため、水を汲みに来る人が多い人気のスポットです。
「さんゆう」については産直のページをご覧ください。
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町吉出金俣239-5 |
---|---|
交通 |
|
トイレ | 「さんゆう」の中にあります。 ※定休日:水 |